あいの耳鼻咽喉科

あいの耳鼻咽喉科

鼻炎治療

Rhinitis Treatment鼻炎治療

鼻炎治療

鼻炎には主に、感冒(かぜ)による急性鼻炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、副鼻腔炎などがあります。これらは患者さんご自身で判断するのには難しいところがあります。当院では内視鏡検査、皮膚スクラッチ検査、副鼻腔レントゲン検査などが行えます。より確実に診断を行います。

アレルギー性鼻炎は病歴と鼻内所見で多くは予想がつきます。

しかし、検査ではっきりさせたいという場合には、当院では皮膚スクラッチ検査を行っています。これは皮膚を針で軽く引っ掻き、そこに薬液を垂らして、赤く腫れるかどうかという検査です。

血液検査と違い痛みもあまりないので、小学生低学年の子でも検査できることが多いです。皮膚スクラッチ検査写真治療は、もちろん原因を回避することが重要な治療になります。

そして当院では薬による治療を主体としています。抗ヒスタミン剤はくしゃみ・鼻汁を止めてくれ、数時間で効果が出てきます。強力なものだと、たまに眠気が出ることがあります。
また、鼻づまりには抗ロイコトリエン剤が効きます。これは眠気はありません。そして薬を飲むことには抵抗があるという方にはステロイドの点鼻薬もあります。眠気もなく、鼻汁、鼻づまり、くしゃみのいずれにも作用します。

それぞれ薬の特徴が薬剤メーカーによっても違いますので、症状やライフスタイルに合わせて薬を選択していきます。花粉症では症状がひどくなってからでは薬もなかなか効きづらいこともあります。花粉が飛び始める2週間程前から内服し始めるとより症状を抑えられることが多いです。

当院では鼻レントゲン検査を完備しています

鼻レントゲン検査

副鼻腔炎は内視鏡検査と鼻レントゲン検査で多くは診断できます。当院では鼻レントゲン検査を完備していますので、内視鏡検査でもわからないような副鼻腔炎も診断できます。

鼻レントゲン写真治療は、急性副鼻腔炎は内服・鼻処置・ネブライザー吸入などの保存的治療でほとんどは改善します。ただし、内服は1か月以上はしたほうが良いです。なかなか改善せず、慢性副鼻腔炎になってしまうこともあるので、しっかり通院治療することが大切です。

慢性副鼻腔炎は急性副鼻腔炎がなかなか改善せず、長期間持続しているものを言います。近年ではウイルスや細菌などの炎症による慢性副鼻腔炎よりも、アレルギー性鼻炎や喘息などのアレルギーが関与している慢性副鼻腔炎が多くなっていて、アレルギーに対する治療(抗アレルギー剤やステロイド点鼻など)を行うことで改善することも少なくありません。お気軽にご相談ください。